Hypermotard 698のクラッチ&ブレーキレバーをショートレバーに交換!U-KANAYA製の品質は?

先日のサーキット転倒でブレーキレバーが根本から折れてしまったハイパーモタード698モノ(以下HM698)。
交換しないと全く乗れないので、すぐに純正を調べました。
ドゥカティは下記の公式サイトからパーツリストのPDFを無料ダウンロードできます。

ドゥカティ純正スペアパーツ


それによると、ブレーキレバーの品番は「62610121A」、クラッチレバーは「62610131A」。
価格はドゥカティ公式には掲載されていないので、ウェビックで品番から検索したところ、ブレーキレバーは25,143円でした。
さすがブレンボ製…なかなかのお値段です😇


純正に替えてまた折れたら次は泣きそうなのと、元々早めにショートレバーに変えたいと思っていたので、クラッチとセットで社外品にすることにしました。

どこのメーカーにする?

以前から目を付けていたのは、大好きなEvotech Peformance。

出展:MOTO PARTS

高精度そうでデザインもめちゃくちゃ好みです。
価格は左右で32,800円。
純正に比べればお手頃なんですが、それでも出費が重なる時期なので今は予算的にちょっと厳しい💸

そこで白羽の矢が立ったのがU-KANAYAこと内商会のレバー。
高精度ながら左右でわずか1万円強という圧倒的コスパが魅力のメーカーです。
以前1290 SUPER DUKE Rに乗っていた時にも愛用していました。

内商会

現状のラインアップにはHM698がありませんが、先述の品番からドゥカティの過去の様々なモデルと共通であることが分かったので、モンスター1200用を選択。
5種類のレバータイプ(一部はショートを選択可能)、7色のレバー色、8色のアジャスター色からカスタムできます。

出展:内商会

僕は「スタンダードタイプ/ショートレバー/レバー色:ツヤなしブラック/アジャスター色:ツヤなしブラック」にしました。
HM698のカスタマイズのコンセプトとして、あえて赤アルマイトは使わず黒アルマイトでシブくまとめようと思っています。

品質はやっぱり良好!黒がカッコいい

注文して数日で届きました😍
早く乗りたかったのでありがたいです。

安価な商品だとは思えない上品なパッケージに、しっかり緩衝材も入っています。
日本メーカーらしい気遣いはさすがです。

製品の品質も相変わらず良好。
ツヤありの派手な色だと安物感が出てしまうのですが、マットブラックは高級感があります。

アジャスターもツヤなしで統一。
強めのクリック感で、走行中にズレる心配がない作りです。
アダプター部分もツヤなしにできたらなお嬉しいですね。

以前はレーザー刻印で白いUKのロゴがあったのですが、切削に変わったようです。
こっちの方がさり気なくていい!

取り付けには少し技術が必要

早速交換していきます。

交換する際、純正レバーに付いている部品を一部流用します。
取説が入っているのでよく読んで作業に入りましょう。

要は、ピストンを押すロッドを流用するために、純正レバーのカラーを外す必要があるのですが、これがクセ者で少し技術が必要です。
8mmのソケットを当ててプラハンで叩いて抜ければラッキー。
僕はクラッチ側がそれで抜けなかったので油圧プレスを使いました。
折れていないレバーを無駄に傷めないためにも、経験がない場合は始めからプロに任せるのがおすすめです。

カラーが抜けた状態。
右下の黒い部品を流用します。

ここまで来ればマスターへの取り付けはシンプルです。
ロッドの溝にダストブーツがしっかりはまっているかは確認してくださいね。

これこれ~!
やっぱりショートレバーはテンション上がります🔥

ビフォーアフター

クラッチ側で交換前後を撮影しました。

長さだけでなく、支点(ピボット)からの力点(指をかける谷の位置)の距離もわずかに短くなっています。

デメリットも理解して交換すべし

テコの効果が弱まったことで、レバー操作は少しだけ重くなりました。
しかし元々が軽いのであまり気にはなりません。

それと純正のクラッチレバーはグリップと接触するまで握ることができますが、このレバーはそれより先に、クラッチスイッチを押すピンがストッパーに当たるので、グリップに当たるまで握ることができません。
アジャスターを一番近くに調整してもわずかに隙間が空いてしまいます。
僕は慣れれば大丈夫そうですが、人によっては結構気になるかもしれません。

それらのデメリットはありますが、僕的には以下のメリットが勝りました。

  • ショートレバーにできる(1~2本指操作しかしない&転倒時の折損回避のため)
  • マットブラックがカスタマイズコンセプトに合致
  • とにかくコスパがいい!

以上、レバーが折れちゃった人、変えたい人の参考になれば幸いです。
次は転倒でボロボロに削れたハンドガードを変えようかと。

ちなみにU-KANAYAは、構成部品をバラでも購入できるので、傷付いた時の交換はもちろん、色を変えたいという時も最小限のコストでイメージチェンジが可能です👌
いい製品を作ってくれてありがとうございます!

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