読書の秋、食欲の秋、GoProの秋。
9月14日に待望のHERO11がminiを引っさげて発表されましたね!
機能の紹介はVlogerやプレスにお任せして、私が今使っているHERO10から買い替えるべきかどうかに焦点を当てて比較していきます、バイク乗りとして。
HERO10とHERO11のどっちを買うか迷ってる人にも参考になるかも。
(公式サイト)GoPro HERO11 Black
3機種のスペックを比較
以前はBlackの他にSilverやWhiteなどのエディションがあり、HERO5の頃にはSessionというほぼレンズサイズのモデルもありました。
今回久々のBlack以外の登場に、アクションカム界隈がざわついています(当社比)。
HERO11では、ビデオの画角にHyperViewと水平ロックが追加、狭角が廃止され、下記の6パターンになりました。
フレームレートや水平維持機能などは、画角の制限があるのでそこも踏まえてご覧ください。
- HyperViewレンズ(以下HV)
- SuperViewレンズ(以下SV)
- 広角レンズ
- リニアレンズ
- リニア + 水平維持
- リニア + 水平ロック
HERO10 Black | HERO11 Black ※【 】はmini | |
---|---|---|
発売日 | 2021年9月17日 | 2022年9月14日 【2022年10月25日】 |
現在価格(標準) | 65,000円 (当時72,600円) | 72,000円 【58,000円】 |
現在価格(サブスク) | 55,000円 | 62,000円 【48,000円】 |
イメージセンサー | – | 1/1.9(8:7) |
色深度 | 8-bit RGB各256階調 | 10-bit RGB各1024階調 |
最大広角 | SuperView 焦点距離16mm | HyperView |
ビデオ解像度 (16:9) | 5.3K 広角:60fps 4K SV:60fps 2.7K SV:120fps 1080p SV:120fps | 5.3K SV:60fps、HV:30fps 4K SV:120fps、HV:60fps 2.7K SV:120fps 1080p SV120fps |
ビデオ解像度 (8:7) | – | 5.3K 広角:30fps 4K 広角:30fps |
スロービデオ | 4K 広角:120fps 2.7K 広角:240fps 1080p 広角:240fps | 5.3K SV:60fps 4K SV:120fps 2.7K 広角:240fps 1080p 広角:240fps |
ビットレート | 100Mbps | 120Mbps |
写真解像度 | 23MP | 27MP アスペクト比8:7 |
ビデオ切り取り 写真解像度 | 19.6MP | 24.7MP |
HyperSmooth (手ぶれ補正) | 4.0 | 5.0 自動ブースト可 |
水平維持 | 最大45° | 360° (水平ロック) |
TimeWarp | 3.0 | 3.0 |
新機能 | – | スタートレイル ライトペインティング ライトトレイルエフェクト |
GPS | ○ | ←【×】 |
同梱バッテリー | Standard | Enduro 【Enduro性能内蔵(交換不可?)】 |
過去最大画角のHyperView
広角好きとしてはやっぱりHyperViewの登場に注目しています。
広角だとツーリングしているときの雲の広がりが画的に最高だし、林道でも状況が伝わりやすいです。
PC性能的にいつも1080pで撮影しているのですが、HyperViewを使えるのは5.3Kと4Kのみなのは要注意。
ビットレート向上
地味ながら、ビットレートが100Mbpsから120Mbpsにアップしている点もいいですね。
林道で撮っていると、情報量が多く動きも激しいので、ブロックノイズが出がちです。
それが少しでも軽減されるなら結構大きい価値を感じます。
もちろんデータサイズが増すので大容量のSDカードも用意したいところ。
それとビデオから切り取れる写真の解像度が大幅にアップしています。
ビデオモードと写真モードの切り替えってちょっと面倒ですし、そもそも走行中は写真撮れないので、これは割と重視しています。
ビットレートの向上と相まって期待大。
色深度が10-bitに対応
色深度については8-bit(約1677万色)から10-bit(約10億7374万色)になりましたが、GoProカラーの設定でガンガン撮って出しするような方は、8-bit設定のままでいいと思いますし、HERO10との比較材料として考えなくてもいいいかと思います。
空のグラデーションなどが滑らかになるのは確かですが、ファイルサイズが膨大になったりPCスペックの要求も高くなるので、映像クリエイター向けのアップデートですね。
もちろん映像の美麗さにこだわったツーリング動画を撮りたい方には、大きな恩恵があります。
詳しくは下記記事が参考になります。
miniの登場
新登場のminiは、HERO5からHERO8、HERO9と大型化、重量化の一途をたどるBlackシリーズに対して、はっきりと棲み分けができるキャラクターです。
驚くべきは、コンパクトなボディでありながら、イメージセンサーを始め撮影性能がBlackと同一だということ!
つまり、ボディサイズとバッテリー、ディスプレイ以外はほぼBlack同様なので、細かい仕様で悩まなくていいのが◎ですね。
ちなみに
サブスクは入りましょう。回し者ではありません。
年間6,000円ですが、本体が1万円安くなって、ブッ壊れても年2回まで新品にしてくれて(手数料はかかります)、純正アクセサリーが安くなって、クラウドを無限に使えるので。
水平ロックで使えるビデオ解像度は?
バイク乗りとして気になるのが、水平ロック機能。
HERO10では45°までだった維持角度が360°に大幅アップグレードされています。
今までは45°を超えると、にゅっと水平じゃない映像に戻されていましたが、これでエンデューロで転んでゴロゴロなっても大丈夫です(あれはあれで臨場感がある)。
ただし、水平ロックにすると画角がリニアに限定され、フレームレートも下記の表のように下がってしまう点には注意が必要です。
オプションのMaxレンズ(11,900円、サブスク9,520円)を装着すると画角が広がるはずなので、水平ロックしつつ迫力ある映像を撮りたい方は追加投資を。
アスペクト比16:9 | アスペクト比4:3 | |
---|---|---|
5.3K | 30fps | – |
4K | 60fps | 60fps |
2.7K | 120fps | 120fps |
1080p | 120fps | – |
【まとめ】HERO10から買い替えるべき?
Blackへの買い替えは、個人的には「なし寄りのあり」、つまり75%ぐらいありだと思います(分かりにくい)。
以下のような方は買い替えると幸せになれそうです。
- 最新、最高の性能を手にしたい!
- HyperViewで撮りたい!(※4K以上)
- ビデオからより高画質な写真を切り取りたい!
- 水平ROCK最高!
私は今のところ、手持ちのHERO10とHERO11 miniの2台持ちを考えています。
ヘルメットマウントとバイクマウントで同時に使いたいですね。
バイクはエンジンと路面からの振動がすごくて、カメラが重い程マウントに負荷がかかるので(過去に折れた経験あり)、miniをバイクに使いたいです。
ディスプレイレスは、運用方法をしっかり整えれば大して気にならないと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最高のGoProライフを!