Hypermotard 698のカスタムパーツまとめ

9月14日の国内販売開始を皮切りに、試乗車や納車などがSNSで見られるようになってきたハイパーモタード698モノ(以下HM698)。
僕のマシンはRVEではなくSTDで、事前情報ではRVEより遅くなるとのことだったので悠長に構えていましたが、なんと10月には納車されるようです!

しばらくはノーマルを堪能するつもりですが、モタードなのでやっぱりカスタマイズも気になります。
海外ではすでに様々なメーカーがアフターパーツを販売しているようなので、今回はそれらについてまとめてみたいと思います。
ひとつのメーカーが複数の製品を出しているので、メーカーごとあるいは輸入代理店ごとに分けて掲載していきます。

ちなみにDucati純正オプションは、公式サイトのコンフィギュレーターから全て見ることが可能です。

Hypermotard 698 Mono コンフィギュレーター

Evotech Performance

メーカー公式サイト(英語)

まずはエヴォテック・パフォーマンス(以下EP)。
イギリスのメーカーです。
機能美に優れた製品が多く、KTM 1290 SUPER DUKE Rに乗っている時に愛用していました。
日本の代理店が不安定な印象なので、本家を掲載します。

出典:Evotech Performance

すでにプロテクター類を中心に多数の製品がラインアップされています。
例えば…

  • ラジエーターガード
  • スキッドプレート
  • レバーガード
  • アクスルスライダー
  • ブレーキ&クラッチレバー

スキッドプレート(サンプガード)は純正オプションにもありますが、EPはデザインがカッコいい!

純正オプション 出典:Ducati
出典:Evotech Performance

アクスルスライダーなども純正オプションのリゾマより、個人的には機能性優先なEPの方が好みですね。

Supermofools

メーカー公式サイト(英語)

モタード好きならインスタグラムで一度は見たことがあるであろうSupermofoolsはオランダの集団で、派手なライディングだけでなく機能性に優れたパーツも作っています。

エクストリームなこともやっちゃう集団なので、他のメーカーとはちょっと毛色が違いますね!

iMotorcycle Japan

iMotorcycle Japan – HM698検索結果

SC-ProjectやDUCABIKEを始めとした、高品質・高性能なヨーロッパメーカーを複数取り扱っている正規輸入総代理店です。
小売店で購入する場合はここを経由するようで、直接オンラインショップから購入することも可能です。

HM698のパーツを検索すると、9月23日現在で79件もヒットします。
注目はSC-ProjectのマフラーとDUCABIKEのカーボン外装です。

マフラーはいずれもスリップオンタイプで、5種類の内4種類が車検対応です。
純正オプションのテルミニョーニのスリップオンサイレンサーが、スチール製スリーブで約27万円なのに対し、SC-Projectは約20万円でカーボンもしくはチタン製のスリーブが採用されていて魅力的!

純正オプション 出典:Ducati
出典:iMotorcycle Japan

重量は一番軽いモデルで、純正の4.2kgから0.5kg減の3.7kg。
バイク後端のパーツなので運動性能への影響は大きそうです。

カーボン外装は、ノーマルのポリプロピレン素材をチープに感じる人には見逃せないパーツですね。

パイツマイヤーカンパニー

パイツマイヤーカンパニー – HM698検索結果

前項と同じく複数の海外メーカーを輸入する総代理店です。
ヘプコ&ベッカーやワンダーリッヒなどのドイツメーカーを中心に扱っていて、同じくドイツ車であるBMWに強い印象がありますが、ドゥカティのパーツもあります。

現在11件ヒットします。

50mmダウンできるローダウンキットがありますが、すでにローダウンされている日本仕様からさらに下がるタイプなんでしょうか?
「クッションアームプレート交換タイプ」と記載されているので、スプリングを交換している純正ローダウンとは併用できそうです。
ただそこまで下げるとモタードらしい脚長感がほとんどなくなりそう。

出典:パイツマイヤーカンパニー

え、ギルズのレバーかっこよ!!
EPのショートレバーと悩む…。

ウェビック

ウェビック – HM698検索結果

最後は、みんな大好きウェビックです。

現在パイツマイヤーの商品を含めて22件ヒットします。
アルミ削り出しのパーツを多数販売しているCNC Racingが掲載されています。

以上大手メーカーを紹介しました。
HM698は世界中で人気を博しているようなので、これからさらに増えていくでしょうね。
デカールもいくつか海外メーカーを見つけたので、それはまた今度記事にします。

ではまた!

Hypermotard 698のエンデューロバージョンを考察

前回の投稿から4か月近く空いてしまいました。
その間にハイパーモタード698(以下HM698)が東京モーターサイクルショーで展示され、ドゥカティ・ジャパン所有の展示車が全国の一部ディーラーを巡業し、メディア向け国内試乗会の様子がYouTubeに上がったりして、だんだん現実味が増してきましたね。

とはいえ納車はまだ先なので、今回はアメリカのフォーラムで見つけた、HM698のエンデューロバージョンについての考察をシェアしたいと思います。

Hypermotard 698 Mono Enduro?

まずはこちらの画像をご覧ください。

出典:reddit

「え、こんなのが出るの?」と思った方はごめんなさい。
こちらはヤングマシンよろしくな予想CGで、海外のドゥカティフリークが作成したものです。
DesertXの足回り画像を使っているようで、ラリー系のタイヤになっています。

この新規エンジンを積んだプラットフォームを派生させないことは考えられません。
そして、DesertXファミリーの登場、モトクロッサーDesmo450 MXの存在など、近年オフロードセグメントに注力してきているドゥカティなので、KTMやハスクバーナと同じようなエンデューロモデルがいずれ登場するのは明らかです。

考えることはみんな同じで、redditでは様々な考察が飛び交っています。
この方は他にもラリータイプの予想CGも作っていて、実現すればかなり面白いモデルになりそう。

出典:reddit

出典:reddit

エンデューロバージョンが登場すればHM698の一部の部品を交換して、「一粒で二度おいしい」なんてことが可能になりそうです。
とはいえ、タイヤサイズが変わるとフロントのディメンション(トレール量など)が大きく変わるので、フロントフォークやステム周りも別物になる可能性が高く、ブレーキシステムやスイングアームのピッチなども同じとはいかないでしょうから、「手軽に…」なんて過度な期待は禁物かもしれません。

Hypermotard 698 Mono SP?

最後に同じ方が作ったSP仕様の予想CGをシェア。

出典:reddit

ハイパーモタード950SPを踏襲したデザインですね。
デザインはさておき、これの発売についてはエンデューロバージョンよりも現実的です。
ドゥカティがSTDの翌年に、前後オーリンズを装着したSP仕様を発表するのは、もはやお決まりコース。
今年のドゥカティ・ワールド・プレミアで発表されるんじゃないと予想しています。

ではまた!

Hypermotard 698 の最新動画24年2月上半期編

先月末からポツポツとアップされ始めたハイパーモタード698の動画。
そして2月中旬、イタリアでメディア向けの大規模な試乗会が開催されたようで、各メディア、モトブロガーが一斉にサーキット試乗動画をアップしました。

YouTubeで検索するともはや多数の動画がヒットします。
検索のショートカットはこちら。

YouTube 検索キーワード「hypermotard 698」

個人的に面白かった動画

ひとつ目はこちら。
イタリアのプロライダーでチャンネル登録者数47万人のルカ・サルバドーリの動画です。
ハイテンションなレビューは見ているこちらも楽しくなりますし、クレイジーなライダー達によるスライドしながらの三つ巴もすごく過激です!
字幕はイタリア語、英語だけで自動翻訳を選べないのが残念。

動画の概要にはこう記されています(by Google翻訳)。

ドゥカティは爆弾を取り出した。
こんなに楽しい単気筒バイクは初めてだ!
ドリフト、ウィリー、ストッピーをしないことは不可能です…。
言葉は不要です。
ビデオをご覧ください。

YouTube

続いては、チャンネル登録者数30万人のモトメディア、44Teethの動画。
こちらは自動翻訳が使えたのでレビュー内容がおおよそ分かります。
ウェットコンディションに始まり、ドライコンディションになるにつれてアグレッシブに変化していくライダーとバイクは見ていて楽しいです。

試乗会には、オプションのテルミニョーニ製サイレンサーを装着したRVEとストックのSTDが用意されていたようで、サウンドの違いも聴き比べることができるかもしれません。
ストックサイレンサーの空ぶかしのサウンド動画があったので、参考までに載せておきます。

最後にお気に入りの動画を。
薄暗いガレージでビール片手のサンダルの男性がローテンションに淡々と実車の感想語るだけの動画です笑
だけなんですが、ちょっと憧れちゃうシチュエーションと、意外と内容が有益なのがお気に入りです。
自動翻訳が効くので、時間がある時にでも見てみてください(サムネは無関係です笑)。

引き続きパトロールを続けていきます。

Hypermotard 698 の最新動画24年1月編

いつも通り各SNSでハイパーモタード698の新情報がないかパトロールしていたところ、YouTubeにいくつか新しい動画がアップされているのを見つけました。

これまでDucatiの公式映像やEICMAでの撮影映像はありましたが、1月31日に複数のチャンネルから同時に非公式の動画がアップ。
もしかするとSNS解禁の制限があったのかもしれません。

ディーラーに入荷?

フランスのディーラーに届いた時の映像のようです。

アイドリング音

これまでの動画ではほとんど確認できなかったアイドリング音。
単気筒らしく一定したパルスからは、高圧縮エンジン特有のくっきりとした音がしますね。
高音質マイクでの音も聞いてみたい!

このチャンネルは、イングランドのディーラーのようです。
車両に「DEMO」のステッカーが貼ってあることからも、試乗車用に一足早く入荷しているのかもしれません。

サーキット走行

クローズドコースを主観視点で撮影している、これまでになかったタイプの映像です。
サウンドもプロモーションビデオより現実的で、立ち上がりで開けていく気持ちよさが伝わってきます!
サイレンサーがノーマルなのかテルミニョーニなのかは分かりませんが、めちゃくちゃいい音っぽい。
そしてフロントぽんぽん上がりすぎ!笑

引き続きパトロールを続けていきます。

Hypermotard 698の2024年1月までのオーダー進捗状況

画像出典:Ducati

現在はるか先の納車を楽しみに待っているハイパーモタード698モノ。
先日ようやく進捗がありました!

全国的に予約している方は数える程度との話ですが、僕と同じくディーラーからの連絡を心待ちにしているはず。
というのも、メーカーからディーラーやユーザーに降りてくる情報が余りにも少ないので「本当に発注できてるのか?」と不安にすらなってしまうから。

なので僕とディーラーのやり取りなどを時系列にまとめてみました。
ご自身の状況と照らし合わせて、進捗具合を確かめてもらえれば嬉しいです。

オーダーに関するこれまでの進捗

  • 23/11/3 ドゥカティ・ワールド・プレミア2024のエピソード5で公式発表された
  • 23/11/10 ディーラーからDucati Japanへの24年1年分の発注が受付開始された
  • 23/11/17 ディーラーを介しスタンダードモデルの承諾書を送付(STDはキャンセルができないため)
  • 23/11/25 ディーラーを介し車両発注
  • 「承認待ち」の状態のまま、しばらく音沙汰なし
  • 24/1/22 ducati.comから購入への謝礼メール(自動送信)が届く
  • 24/1/26 ディーラーに確認したところ、気付いたらオーダーが承認されていたとのこと

以上で現在止まっています。
ちゃんと発注できていてよかったです笑
配車時期まではまだ確定していないようです。

事前情報によれば…

  • STDはRVEから少し遅れて配車される
  • RVEが早くても6月なので、STDは恐らく夏~秋
  • ディーラー在庫より客付きオーダーが優先して配車される

とのこと。
まだまだ先は長そうですが、進捗が嬉しかったのでわざわざ記事にしてみました。
HM698を予約している同志の方、一緒に待ち侘びましょう!