長崎県大村市の「大村湾サーキット」に通うため、1年以上前に大村市に引っ越してきた私ですが、ようやく動き出しました。
まずはDトラで気楽に走ってみようと思い準備を進めています。
サーキットに問い合わせたところ、スポーツ走行するためには以下の車両準備が必要とのことでした。
- オイルキャッチタンク
- ガソリンキャッチタンク
- オイルフィラーキャップとドレンボルトのワイヤーロック
これまで大分県のSPA直入しか走ったことがなく、これらは必須ではなかったので、今回初めて装着してみることに。
ネットを見てみると、プラスチックボトルをインシュロックタイで留めた完全自作の方法もありましたが、耐久性や見た目に難があったので、できるだけ費用は抑えつつもしっかりした方法を模索してみました。
結果的に上手くまとまったので、Dトラでサーキットを走りたい方の参考になれば幸いです。
用意するもの
まずは今回使用したものの概要から。
オイルキャッチタンクに必要なものがこちら。
合計4,469円です。
- オイルキャッチタンク:2,689円
- T字ステー:298円
- スプリングワッシャー(ステンレス製M5):6円×6個
- 耐油ホース(1m):850円
- ホースクランプ(ステンレス製16~25mm):298円×2個
ガソリンキャッチタンクはこちら。
- ガソリンキャッチタンク 250ml:198円
- ホースクランプ(ステンレス製40~64mm):318円
ワイヤーロックはこちらです。
- ワイヤーロックプレート:550円
- ワイヤー:110円
工具は、鉄用ドリルが数サイズ必要です。
それでは、冒頭の3つに分けてそれぞれ詳しく紹介していきます。
オイルキャッチタンク編
タンク
タンクの容量は、レースの場合決まりがあるようですが、今回は小さすぎず大きすぎない300mlにしました。
使用したタンクはこちら。
価格は2,689円(2023年6月現在)
アマゾンで多数出品されているタイプで、割とシンプルなデザインが気に入りました。
色は黒、シルバー、赤、青から選択可能で、目立たせたくはないので黒を選択。
3サイズのニップルが付属していて、一番大きいサイズが丁度よかったです。
アルミ製ですが、重さはニップルを入れて453gと結構ずっしりしています。
バリはほとんどなく、安価な割に品質はいい印象です。
予算に余裕がある方は、日本メーカー「DIABLO」の専用品がいいかもしれません。
アルミ製でホース&クランプも付いて21,600円です。
ステー
タンク付属のステーは、細いアルミ製で付け根に応力が集中するような構造だったので使用せず、ナフコで鉄製のステーを買ってきて加工しました。
エンジンハンガーと共締めできるよう、40mmピッチのM10の穴を開け、タンク本体に直接固定できるM5の穴も開けて、切って曲げて塗装。
ホース
ナフコで販売されていた「スーパートヨロンホース」にしました。
素材は「軟質塩化ビニール ポリエステル系」で、機械油(作動油、潤滑油、切削油)に耐性があり、使用温度は-5~60℃。
耐熱が少し心もとないですが、穴が開くことはないでしょうから、硬化したらその都度交換するということに。
長さはIN側が約40cm、OUT側が約50cm必要なので、1m買っておけば大丈夫です。
ホースクランプは、タンクに付属のものでは径が足りないので、21mm径に対応したものを2個用意してください。
タンクの取り付け
まずはステーをエンジンハンガーと共締め。
タンクがジェネレーターの配線に少し干渉するので、クッション材を貼って保護。
タンクのボルト穴は一段下がっているので、スプリングワッシャーを3枚噛ませてスペーサー代わりに。
ボルトはタンク付属のものでも大丈夫ですが、ステンレスボルトに交換しました。
ホースの取り回し
Dトラはタンク下がギチギチなので意外と苦労します。
写真のような取り回しで、クランクケースからタンクのIN側、タンクのOUT側からエアクリーナー下側につなげます。
エアクリーナー側のホースがエキパイに触れないように気を付けてください。
私は一度やっちゃいました。
ガソリンキャッチタンク編
今回は簡易的な仕様にしました。
取り付け場所はリアショックのリンク横。
当初250mlを買いましたが、スペースがなかったので100mlに変更。
キャップにキャブから出ているエアベントホースとドレンホース、そしてエア抜き穴(約1.5mm)の3つを開けます。
ホースをキャップに通し、ホースバンドをインシュロックタイ2本で固定。
タンクを取り付ければ完成です。
ワイヤーロック編
DRCのステンレス製ワイヤーロックプレートを使用。
ワイヤーは、ダイソーに売っていた0.5mm径のステンレスワイヤーを使いました。
ワイヤーロックの方法はいくつか流儀があるようなので割愛します。
ボルトの締め方向にテンションがかかるように張って、端を丸くすれば基本的にOKだと思います。
あとはサーキットに行くだけ!
準備は整いました。
タイヤは先日、コストとグリップに定評のある、IRCのRX-03 R-Specに交換済み。
しかし梅雨が到来してしまったので、タイミングが合うまでしばらく悶々とした日々を過ごすことになりそうです。