自宅引っ越しのドタバタで出遅れましたが、2月17日にとうとうKTM Japan(以下Japan)からも2022年モデル、1290 SUPER DUKE R EVOが発表されました!
詳細をチェックしていきます。
MY2022ストリートモデル(NAKED、SPORTS TOURER)を発売 – KTM Japan
EVOの車両本体は250万円
Japanからの発表を待ちわびた一番の理由は、やっぱり価格。
12月の記事で、過去の傾向から250万円と予想していましたが、まさに2,499,000円でした!
無印SDRは2,280,000円と、219,000円の差があります。
ほとんどの人が、全ての電子デバイスがパッケージングされた「テックパック」をオプション追加するでしょうから、実質的な車両価格は、+158,024円の2,657,024円になります💸
電子制御サスペンションの仕様が明確に
新モデルの目玉である電子制御サスペンションについては、今まで海外サイトの翻訳をベースに理解してきたので、正直どういった仕様か断言できない部分がありました。
今回日本サイトで明確に表記されたことで、おおよその答え合わせができました。
ダンピングモードは、COMFORT、STREET、SPORTの3種類を標準装備しています。さらに、リアサスペンションのスプリングプリロードは、ライダーの要求に応じて0%から100%までの11段階で最大20mmの調整が可能です。
また、オプションのSUSPENSION PROパッケージでは、標準のサスペンション設定に加え、TRACK、ADVANCED、AUTOの3つのダンピングモードが追加され、さらにLOW、STANDARD、HIGHの3つのプリロード自動調整機能やアンチダイブ機能を備えています。
KTM Japan
分かりやすいように表にまとめてみました。
サスペンション Pro無し | サスペンション Pro有り | |
---|---|---|
ダンパー ・COMFORT ・STREET ・SPORT | ○ | ○ |
ダンパー ・TRACK ・ADVANCED ・AUTO | × | ○ |
Rプリロード 手動調整 (0%~100%の11段階) | ○ | ○ |
Rプリロード 自動調整 (LOW、STANDARD、HIGH) | × | ○ |
アンチダイブ | × | ○ |
ダンパーは「TRACK」が最もハードで、「ADVANCED」が、手動で微調整ができるモードかと思われます。
興味深いのは、「AUTO」モード。
自動プリロードについては、2020年頃からBMWでもよく採用されていますが、自動ダンパーはハイエンドな装備ですね。
他車では、aprilia RSV4のオーリンズ製Smart EC 2.0が、3段階の介入度から選べるセミアクティブモードを備えています(3種類のマップのマニュアルモードもあり)。
IMUやストロークセンサーから演算して瞬時に変更してくれるんでしょうね。すごい。
お任せで随時最適化されるのはストリートではかなりありがたいです。
これに電子制御ステアリングダンパーなんかも付くと、価格がまた上がっちゃうので、ストリート向けとしては十分すぎる装備だと思います。
無印とEVOの違い
Japanの過去の傾向からして、日本導入はEVOのみかと思っていました。
選択肢があるのは嬉しいことです。
両者の違いを表にまとめてみました。
1290SDR | 1290SDR EVO | |
---|---|---|
車両価格 | 2,280,000円 | 2,499,000円 (+219,000円 ) |
テックパック価格 | 128,290円 | 158,024円 (+29,734円) |
車両+テックパック | 2,408,290円 | 2,657,024円 (+248,734円) |
サスペンション調整 | 機械式(手動) | 電子制御(手動・自動) |
カラー | ブルー×ブラック | ブルー×ブラック シルバー×オレンジ |
一番の違いはもちろん電子制御サスペンション。
無印にはオプションのサスペンションProもないので、テックパックも3万円程安くなり、車両+テックパックの実質車両価格は、約25万円違います。
もうひとつ大きな違いとして、なんと無印にはオレンジがありません。
逆に言うと、オレンジを見かけたらそれはEVOです!!
これは一種のステータスになりそう。
そして気付く人は極々一部です笑
あとがき
ところで、本国(KTM UK)でEVOが発表されたのは、去年の11月17日。
そして今回日本では、ちょうど3か月後に発表されました。
もしかしたらこのスパンは、今後もローンチスケジュールの目安になるかもしれませんね🤔